サービス付き高齢者住宅で提供する訪問介護サービス

１、サービス付き高齢者住宅で提供する訪問介護サービス

「サービス付き高齢者住宅」で提供する訪問介護サービス」とは、入居している方向けに居室を訪問。訪問介護サービスを実施することをいいます。

サービスを行う方法としては

①地域の介護事業者が訪問する

②サ高住に併設の訪問介護事務所が対応する

があります。

２、サ高住の訪問介護と在宅の訪問介護の違い

サ高住の訪問介護は、入居者を訪問する。

これに対し、在宅の訪問介護は介護者の自宅を訪問する、です。

前者と後者とでは移動時間の大きさ、職員の負担が全然違います。

３、まとめ

令和６年度の介護報酬改定により、正当な理由なく事業所と同一の建物に居住する利用者の割合が１００分の９０以上の場合（事業所と同一の建物の利用者５０人以上にサービスを行う場合を除く）１２％の減算となりました。

以前から減算はありましたが、今回の改定により減算の範囲が広がり、併設する訪問介護の旨味がさらに減少したといえます。

減算の理由は、自宅を訪問する在宅の訪問介護とのバランスを考慮したものと考えられますが、経営努力、経営の効率化で併設しているものを減算にするのは、論点が違うような気がします。

抜本的に改革していなければならないのは、在宅訪問介護の介護報酬の低さ、です。

さもないと、訪問介護施設だけではありませんが、経営難による倒産が後を絶たず、介護保険サービスを利用できなくなる方が増えていくでしょうね。

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あきやま行政書士事務所