遺言信託

１、定義

「遺言信託」とは、信託銀行や証券会社が遺言書作成をサポート。

作成した遺言書を保管し遺言執行まで行ってくれるサービスのことです。

主な内容はこちら。

・遺言書の内容の相談

・遺言書作成のサポート

・遺言書の保管

・遺言書の内容の実現（遺言執行）

２、遺言信託の手続きの流れ

（１）遺言信託サービスを行っている金融機関へ相談

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（２）遺言内容の決定

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（３）公正証書遺言の作成

遺言者は、公証役場に行き公正証書を作成します。

信託銀行等は、遺言公正証書を作成される時に、ご依頼がある場合には、信託銀行等の職員が証人として立ち会うこともあります。

公証役場では、遺言執行人として信託銀行等を指定します。

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（４）遺言信託契約の締結

遺言書の作成後、遺言者は信託銀行等に遺言信託の申し込みを行います。

必要なもの

①遺言信託申込書のほか

②遺言書正本

③相続財産明細

④財産に関する資料

⑤戸籍謄本

⑥不動産登記事項証明書

⑦印鑑証明書

等。

また、遺言者がお亡くなりになった際に、信託銀行等にご連絡いただく「死亡通知人」を指定する。

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（５）死亡後、相続人が通知

遺言者が亡くなった後、遺言信託申込みの際に指定して頂いた「死亡通知人」から、信託銀行等に対して、遺言信託の契約者である遺言者がお亡くなりになったことをご連絡いただきます。

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（６）遺言書の執行

信託銀行等は、遺言書の内容を相続人等の方々に披露し、信託銀行等が遺言執行者となり、執行業務開始。財産目録の作成、遺産分割等を行います。

３、遺言信託のメリット

金融機関ならではの「安心感」がある。最初から最後まで面倒を見てくれる点も有難い。

４、遺言信託のディメリット

費用が高額になる点は否めない。

富裕層で自らは余り動きたくない方向け。