遺品整理が大変な原因は”家”にある…専門家が語る、遺産の現金より不動産を優先すべき「納得」の理由:Yahoo  NEWSより

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確かに仰る通り。遺品整理で不動産を考慮する際、売却できなければ意味がない。

年老いたご両親が健在の場合、配偶者が亡くなっても、一人暮らしになる。

問題はそのあと。

認知症等になり、判断能力がなくなれば、介護サービスを受けるか、もしくは施設に入るしかない。

後者を選択すれば実家が空き家となる。

だったら、施設費用の捻出のために売却を検討した方がよい。

そこで検討するのが「家族信託」。

㋐委託者(財産を預ける人):親

㋑受託者(財産を受け取り、管理、運用をする人):子供

㋒受益者(利益を受け取る人):親

㋓信託財産:実家

㋔信託終了理由:親の死亡

(1)不動産の買い手を探すため不動産仲介会社に媒介契約の申込み

(2)買い手が見つかったら、売買契約を締結

(3)不動産の引き渡しの準備のために、土地の境界線や権利関係などを整理

(4)不動産の引き渡し当日、買主から売買代金を受領。同日に不動産の名義を買主に変える登記手続きを行う

(5)(4)の名義を変える手続きと同時に、不動産を信託状態から普通の不動産に戻し、買主に引き渡すための信託抹消の手続きも行う

(6)売主である子供が受け取る売買代金は、子供名義の新たに開設した信託口口座に入金してもらう

買い手あっての不動産売却なので、場合によっては売却まで時間がかかる場合があります。

家族信託契約締結の際には、中々買い手が見つからない事も想定し、預貯金等、すぐに使える「現金」も信託財産に追加で入れておく等、対策を立てておきましょう。

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投稿者プロフィール

山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」行政書士
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、民泊、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行

山梨県甲府市の行政書士です。
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