特殊清掃の費用を負担するのは?
1、特殊清掃
「特殊清掃」とは、通常の清掃で汚れを落とすのが難しい部屋を掃除することです。
◎特殊清掃を行うケース
①ゴミ屋敷
②自殺、孤独死、殺人事件のあった部屋
費用相場としては約40万円〜。部屋の汚れ次第では100万円を超えるケースもあります。
2,特殊清掃の費用の負担は?
孤独死や事故死が発生すると、特殊清掃が必要になります。
原則として賃貸借契約に基づく「原状回復義務」の費用は、借主が負担することになります。
しかし、孤独死や事故死の場合は、一次的にに連帯保証人、連帯保証人がいない、もしくは払うことができない場合は相続人が負担します。
相続人もいない場合、オーナー(賃貸人)が負担することになります。
3、特殊清掃の負担を軽減するには
特殊清掃の負担を軽減するだけでなく、孤独死を防ぐには?、にも繋がります。
具体的には、
①孤独死後の発見を早めるため、賃貸借契約締結の際、賃借人に警備会社などが提供している「見守りサービス」の加入を義務付ける
②併せて、万が一特殊清掃が必要になった場合に備えて、「孤独死保険」の加入を義務付ける。
③孤独死後、手続きが滞らないように「死後事務委任契約」を締結しておく
賃貸物件を安心・安全に管理するため、周到な準備をしておきましょう。
~関連記事~
投稿者プロフィール

- 行政書士
-
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行
山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
体の不自由なお年寄りが安心して生活出来る社会を作りたい、
困っている方の力になりたい。
皆で応援し、安心して暮らせる社会を作りたい。
そんな願いを胸に日々仕事に従事しています。
当事務所への「お問い合わせ欄」は「こちら」
お気軽にご相談下さい。
最新の投稿
相続2025年7月25日被相続人(亡くなった方)の不動産を調べるには
終活、遺品整理、墓じまい2025年7月24日75歳以上の方で一定の違反行為があった場合について
相続2025年7月24日特殊清掃の費用を負担するのは?
終活、遺品整理、墓じまい2025年7月23日相続廃除