単身高齢者の賃貸契約に「死後事務委任契約」を

高齢者と賃貸借契約を締結する際の賃貸人のリスクは、相続人が

①賃貸借契約の解約手続き

②部屋残置物処理

をスムースに行ってくれるか?、です。

賃借人が孤独死。相続人が不明もしくは連絡が取れない。または手続きを拒否、となると、賃貸人が勝手に部屋の荷物を片付けるわけにはいかず、いつまでも次の入居者を募集できないことになり、賃貸経営に大きな支障 をきたします。

また、賃借人が孤独死すると、その物件は 「心理的瑕疵物件」として扱われます。

特殊清掃の費用もっかありますし、将来的に家賃の値下げ、長期の空室リスクがは発生します。

そのリスクを回避する一つの方法が「死後事務委任契約」です。

「死後事務委任契約」とは、委任者(本人)が第三者(個人、法人を含む) に対し、亡くなった後の諸手続、葬儀、納骨、埋葬に関する事務等に関する代理権を付与して、死後事務を委任する契約です。

生前「死後事務委任契約」を締結しておけば、受託者が賃貸借契約の解約、部屋の片付け(残置物処理)などができ、亡くなった後の手続きがスムーズに進むことになります。

国土交通省も死後事務委任契約に関する「残置物の処理等に関するモデル契約条項」を掲載しています。

※参考:「国土交通省HP「残置物の処理等に関するモデル契約条項

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死後事務委任契約

「死後事務委任契約」とは、委任者(本人)が第三者(個人、法人を含む) に対し、亡くなった後の諸手続、葬儀、納骨、埋葬に関する事務等に関する代理権を付与して、死後…

残置物の処理等に関するモデル契約条項

国土交通省がこのようなモデル契約条項を設けた趣旨は、

山梨県、甲府市で見守り契約、財産管理契約、任意後見契約、遺言書の作成、公正証書遺言の原案作成、尊厳死宣言公正証書の原案作成、死後事務委任契約、終活に関する様々な問題にお困りでしたら、ご相談承けたわまります。

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山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」行政書士
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行

山梨県甲府市の行政書士です。
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