地域密着型サービス
1、地域密着型サービス
「地域密着型サービス」とは、要介護度が重くなっても、できる限り住み慣れた地域で生活ができるよう創設されたサービスのことをいいます。
地域の特性を活かし、地域の実情に即したサービスを提供するため、事業者の指定や監督を市町村が行ってます。
地域密着型サービスが利用できるのは
①原則65歳以上の方
②要介護認定を受けている方
③原則として、サービス事業者と同一の市町村に住民票がある方(3カ月以上居住の方が対象)
です。
2、提供されるサービス
(1)定期巡回・随時対応型訪問介護看護
①定期巡回:
訪問介護員が利用者宅を定期的に訪問。短時間の介護サービスを行います。
②随時対応:
24時間365日常駐のオペレーター(介護福祉士など)が、利用者、家族から緊急時に連絡を受けます。
③訪問看護:
看護職員などが医師の指示書を持って利用者宅を訪問。看護サービスを行います。
(2)夜間対応型訪問介護
夜間の定期巡回による訪問介護、利用者の求めに応じた随時の訪問介護、を実施するサービスのことをいいます。
ケアコール端末でオペレーターに繋がるので、緊急時の相談に対応可能です。
(3)小規模多機能型居宅介護
サービスの中心はデイサービスですが、必要に応じてスタッフが利用者宅を訪問。利用者が泊まることもできます。
デイサービス、ショートステイ(宿泊)、訪問介護の3つの機能を1つの事業所が提供しているのが特徴です。
(4)認知症対応型通所介護
認知症高齢者を対象とした通所介護(デイサービス)のことをいいます。
利用定員が12人以下の少人数の事業所です。
認知症専門のスタッフのケアを少人数で受けられることが特徴です。
(5)認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症高齢者が5~9人で共同生活をおくりながら、日常生活の介護を受けることができる施設のことをいいます。
など。
3、サービスの利用手順
(1)担当のケアマネジャーもしくは地域包括支援センターに相談
↓
(2)利用したい地域密着型サービスの運営事業所と契約
↓
(3)ケアプランの作成
小規模多機能型居宅介護などを利用する場合、そこに所属するケアマネジャーに変更となるので、ケアプランも新たに作成することになります。
↓
(4)サービス利用開始
~関連記事~
投稿者プロフィール

- 行政書士
-
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行
山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
体の不自由なお年寄りが安心して生活出来る社会を作りたい、
困っている方の力になりたい。
皆で応援し、安心して暮らせる社会を作りたい。
そんな願いを胸に日々仕事に従事しています。
当事務所への「お問い合わせ欄」は「こちら」
お気軽にご相談下さい。
最新の投稿
介護福祉、障害福祉2025年7月15日地域密着型サービス
介護福祉、障害福祉2025年7月15日引っ越したら「要介護認定」は?
Yahoo News他2025年7月15日遺言作成、PCやスマホで 自筆見直し、法制審部会が試案:Yahoo NEWS
終活、遺品整理、墓じまい2025年7月14日尊厳死宣言公正証書と事前指示書