高額療養費

１、高額療養費

「高額療養費制度」とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額（※）が、ひと月（月の初めから終わりまで）で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。

※注：入院時の食事代、ベッド代は含まない

［例］７０歳以上・年収約３７０万円～７７０万円の場合（３割負担）
１００万円の医療費で、窓口の負担（３割）が３０万円かかる場合

㋐自己負担額の上限額：

８０１００円＋（１００万円ー２６７０００円）×１％＝８７４３０円

㋑高額療養費として支給：

３０万円ー８７４３０円＝２１２５７０円

上限額は所得、年齢によって異なります。

◎参考：「高額療養費制度を利用される皆さまへ」（厚生労働省ＨＰ）

２、高額療養費の申請方法

「高額療養費」の払い戻しがある場合、医療費を払ってから数か月後に、自治体や健康保険組合等から申請書が届きます。

届いたら、口座番号等の必要事項を記入して提出します。

しかし、この時期は往々にして金融機関の口座凍結解除の手続きと重なります。

確実を期すには、亡くなった方と相続人との関係が分かる戸籍謄本等を一緒に提出。相続人名義の口座に振り込んでもらうように手続きします。

申請先は

㋐国民健康保険、後期高齢者医療制度の加入者の場合：亡くなった方が住んでいた市区町村役場の窓口

㋑健康保険の加入者の場合：加入していた健康保険組合