相続
ある人が死亡したときにその人の財産を、特定の人が引き継ぐこと。
この亡くなった人を「被相続人」、財産をもらう人を「相続人」といいます。
「身元保証」と「医療同意」新着!!
1、身元保証人 「身元保証」とは、文字通り「身元を保証すること」をいいます。 昨今、病院や老人ホームでは、入院時、入居時に身元保証人(身元引取人)を必要条件としています。 多くは利用者の家族がその役割を担っています。しか […]
[事例]マンションのベランダに野鳥が巣を作ってしまったのですが、どうすればよい?新着!!
1、甲府市HPより 巣の中にヒナや卵がいなければ、撤去していただいて問題ありません。 すでに巣にヒナや卵がいる場合、野鳥が卵を産んでからヒナが巣立つまでの期間は約1ヶ月から2ヶ月ほどですので、巣立ちまで見守っていただき、 […]
遺産分割協議時に「私道」を漏らさないようにするには
1、公道と私道 「道路」とは、一般の交通の用に供する道をいいます。 「公道」とは、市や県などが所有者となっている道路をいい、「私道」とは個人が所有者となっている道路をいいます。 2、「私道」が遺産分割時に漏れる理由 (1 […]
「筆界未定」でできないこと
1、筆界 「筆界」とは、明治後期に施行された不動産登記法によって、人為的に区画された「公法」上の土地の境界です。 筆界は「合筆(隣接する複数の土地を一筆にまとめる)」「分筆(一筆の土地を複数に分割する)」しない限り変更さ […]
生前贈与加算後の相続税の計算
1、生前贈与加算 「生前贈与加算」とは、相続開始前の一定期間内に、被相続人から暦年課税制度による生前贈与を受けていた場合、この生前贈与財産を相続財産に持ち戻し(加算)することにより、相続税を課税する制度のことをいいます。 […]
[事例]相続人が海外に居住している場合
1、事例 ◎事例: ㋐父親死亡 ㋑相続人は母親、長男、長女 ㋒長男が米国に在住している 2、相続手続き (1)相続人の確定:戸籍の調査 ↓ (2)財産調査:不動産、預貯金などの調査 ↓ (3)財産目録作成: ↓ (4)遺 […]
子供がいない叔父や叔母が亡くなった。相続人は?
1、子供がいない叔父や叔母が亡くなった。相続人は? 被相続人(亡くなった方)に子供がいなくて、配偶者、父母もすでに亡くなっている場合、兄弟姉妹が相続人になります。 兄弟姉妹も先に亡くなっている場合は、その子供(亡くなった […]
愛人と愛人の子供(隠し子)に財産を譲るには
1、愛人も愛人の子供(隠し子)も相続人ではない 愛人とは結婚していないので、法律上「配偶者」ではなく、相続人ではありません。 また、愛人の子供(隠し子)も、認知されない限り、親子関係が法的に認められないので、相続人ではあ […]
死亡による携帯電話の解約
1、死亡による携帯電話の解約 docomoの場合 (1)必要書類 ①死亡の事実が確認できるもの:戸籍謄本、葬儀の案内状、死亡届など ②利用中のドコモUIMカード/ドコモeSIMカード ③来店者の本人確認書類:運転免許証な […]
「死因贈与契約」と「遺言書」どちらが優先する?
1、死因贈与 「死因贈与」とは、あげる人(贈与者)ともらう人(受贈者)の合意(契約)に基づく贈与です。 贈与者が死亡したときに贈与の効力が生じます(民法第554条)。 2、「死因贈与」と「遺言書」どちらが優先する? ◎事 […]
養子縁組解消(死後離縁)の手続き
1、死後離縁しても相続できる 「死後離縁」とは、養親が亡くなった後に離縁することをいいます。 養親が死亡した時点では養子縁組は有効に成立してます。 たとえ死後離縁したとしても、遡って消滅することはありません。 なので、死 […]
不動産の換価分割と契約不適合責任
1、換価分割 「換価分割」とは、不動産等の遺産を売却、得られた売却金を相続人の間で分配する方法をいいます。 例えば、相続人が子供3名。6000万円の不動産があった場合、不動産を売却、各2000万円ずつ受け取る方法です。 […]
再婚相手の養子縁組していない「連れ子」が相続人になるケース
1、「連れ子」は相続人ではない 再婚しても、再婚相手の連れ子との間に法律上の親子関係が生じることはありません。 なので、たとえ再婚相手の連れ子と同居して実子同然の関係であったとしても、そのままでは再婚相手の連れ子には相続 […]
事実婚(内縁関係)の配偶者死亡。喪主として葬儀は出来る?
1、死亡届 「死亡届」は「死亡を知った日から7日以内」に親族等の届出義務者が提出します。 =届出義務者= 親族、同居者、家主、地主、家屋管理人、土地管理人等、後見人、保佐人、補助人,任意後見人,任意後見受任者(戸籍法87 […]
内縁関係(事実婚)に関する契約書
1、内縁関係(事実婚)に関する契約書 甲府頼正(以下「甲」)及び仁科里子(以下「乙」)は以下のとおり合意する。 第1条(目的)甲及び乙は、婚姻の届出をしていないが、婚姻の意思をもつ事実婚であることを確認し、法律上の婚姻に […]
個人事業主の運送会社を法人化するには
1、法人化の手続き (1)会社の設立 定款を作成。定款認証が完了したら設立登記手続き。 ↓ (2)一般貨物自動車運送事業許可の「譲渡譲受認可」申請 個人事業主から設立した会社に運送業許可を譲渡 ↓ (3)常勤の役員の方が […]
相続による一般貨物自動車運送事業の「継続認可申請」
1、一般貨物自動車運送事業の「継続認可申請」の要件 ◎一般貨物自動車運送事業の「継続認可申請」の要件 ①一般貨物自動車運送事業者が「個人事業主」であること ②被相続人の経営していた一般貨物事業を相続人が引き続き経営するこ […]
上場会社の株式の相続
1、証券会社で相続手続きを行わなければならない場合 平成21年に法改正。従来の株券は電子化されました。 株券の電子化により、上場株式については株券を発行せず、株式に関する権利について、証券会社の振替口座により電子的に管理 […]
相続した株式の現金化
1、株式の相続:証券会社が分かっている場合 証券会社が判明している場合、 ①証券会社に連絡 名義人である被相続人が死亡したことを知らせ、相続人に名義変更したい旨伝えます。 ↓ ②必要書類を揃える 多くの証券会社では戸籍謄 […]
iDeCo加入者が死亡したら
1、iDeCo加入者が死亡したら iDeCo加入者の方が ①60歳になる前、年金として受給する前に亡くなった場合 ②年金受給中に亡くなった場合 口座内の資産を売却して、配当金等含めた全額が遺族の方に死亡一時金として支払わ […]
「マイル」の相続手続き
1、マイル 「マイル」とは、各航空会社提供のマイレージサービスで貯まるポイントのことをいいます。 飛行機に乗ったり、航空会社提携のクレジットカードを利用することでマイルがたまります。 2、マイルの相続手続き 航空会社によ […]
遺産分割による代償譲渡
1、遺産分割による代償譲渡 「遺産分割による代償譲渡」とは、「代償分割」の方法により、贈与税の負担なく、親(被相続人)から子供(相続人)へ不動産を移すことをいいます。 「代償分割」とは、相続人の一人が財産を取得。他の相続 […]
離婚後に戸籍を見て、元配偶者の再婚を知ることができる?
1、元夫が元妻の再婚を知りたい場合:子供がいない 離婚によって元夫の戸籍から抜けた元妻は、離婚後 ㋐元の両親の戸籍に戻る ㋑自らが筆頭者の戸籍を作る の選択があります。 ㋐㋑どちらでも、元夫の戸籍では除籍になり、異動先の […]
帰来時弁済型の遺産分割
1、帰来時弁済型の遺産分割 「帰来時弁済型の遺産分割」とは、条件付きの代償分割のことをいいます。 遺産分割で不在者が取得するのは、相続財産ではなく「代償金」になります。 代償金を支払う時期は不在者の帰来時、所在が判明した […]
PayPay銀行相続手続き
1、PayPay銀行相続手続き (1)相続人。相続発生の連絡 ↓ (2)相続手続書類送付 ↓ (3)相続人。相続手続書類のご返送 ↓ (4)解約・払い戻し等の手続き ※参考:「PayPay銀行HP「相続のお手続き」 2、 […]
楽天銀行の相続手続き
1、楽天銀行の相続手続き (1)カスタマーセンターへ連絡 ↓ (2)楽天銀行から連絡。書類発送 ↓ (3)相続人。必要書類準備、提出 ↓ (4)楽天銀行。払戻し等の手続き 2、遺言書、遺産分割協議書がない場合 ◎必要書類 […]
サブスクの契約者が亡くなった場合
1、サブスク 「サブスク」とは、定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用することができるサービスのことです。 一般的に、一度契約をすると、解約しない限り自動的に支払いが継続されます。 また […]
賃貸アパート経営を引き継ぐには相続?
1、相続の方がよい場合 賃貸アパートの相続は、相続が発生した際に、相続人などがアパートの建物や土地を取得することをいいます。 ◎相続の方がよい場合 ①税負担を抑えたい ②生前に特定の方に取得させる考えがない 2、相続のメ […]
「特別受益証明書」と「相続放棄」の違い
1、特別受益証明書 「特別受益証明書」とは、亡くなった方から多額の特別受益があるために、相続分が「ゼロ」になる相続人が、遺産の相続は不要であることを書面に示したものです。 「相続分がないことの証明書」ともいいます。 ◎特 […]
[事例]遺言書の内容を「遺留分権利者」に伝えなければ…
1、事例 ◎事例: ㋐両親離婚。親権は母親。 ㋑元夫再婚。再婚相手の間に子供が1人。 ㋒元夫死亡。相続人は後妻。後妻の子供に「前妻の子供」。 法定相続分は後妻1/2。後妻の子供1/4。「前妻の子供」1/4。 ㋓しかし、「 […]
数次相続と「法定相続情報一覧図の写し」の取得
「数次相続」とは、相続人が第1の相続について承認するという選択をしたものの、具体的な遺産分割を行う前に亡くなってしまった場合をいいます。
相続人が海外在住の外国人の場合
◎事例:
㋐父親死亡
㋑母親は既に死亡
㋒子供が1人(長女)がいますが、米国に渡り米国人と結婚。しかし、すでに亡くなっていた
㋓時間的には母親死亡より後、父親死亡より前
㋔長女には米国国籍の子供(父親からは孫にあたる)がいる
㋕相続財産は預貯金のみ
[事例]相続した不動産の名義が亡くなった祖父のまま放置されていたため、相続人が17人になっていた!
[事例]:相談
父が亡くなり、実家の名義変更のために法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得してみると、他界したばかりの父の名義ではなく、前に亡くなっていた祖父の名義のままでした。
[事例]遺言により「長男に相続させる」とした不動産を成年後見人が売却した場合
◎事例
父親既に死亡。
母親から「不動産を長男に相続させる」旨の遺言を書いたところ、母親が認知症になったのを受けて、家庭裁判所への申し立てにより弁護士Aが後見人に選任されました。