生前整理
1、生前整理
「生前整理」とは、本人が生前に、自分の所有物を整理・処分する作業のことをいいます。
これに対し、遺品整理とは、故人が亡くなった後に、住んでいた家や部屋に残された物を整理・処分する作業です。
生前整理では、自分で所有物の処分を決めることができる点が特徴です。
2、生前整理でしておくこと
(1)自分の財産に関する「財産目録」の作成
生前に不動産、預貯金のようなプラスの財産から借金のようなマイナスの財産まで、財産のリストを作成しておけば、遺言書で財産分けする際、楽ですし、頭の中で「必要なもの」と「不要なもの」を整理するのに役立ちます。
(2)不要なものを処分しておく
明らかに不要なものは、生前の内に自分で処分しておきましょう。
これに対し、財産的な価値があるものについては、財産分けの対象となります。
問題は、不要なものなんでしょうけど、現在処分する決心のつかないものです。
自分で処分を決心できないものを相続人が判断できるわけありません。
一つの判断基準として「現在どうしても必要と思わないものなら、たとえ処分しても後悔する可能性が低い」があります。
迷ったら処分してしまう、も一つの方法です。
また、自分以外の方にとっては財産的価値がないものでも、自分にとっては価値があるものもあります(いわゆる「思い出の品」)。
これについては、例えば燃焼可能なものなら、死後副葬品として棺の中に入れてもらうなど、エンディングノートなどに記載しておくとよいでしょう。
3、まとめ
生前整理を行うことで、身の回りのものが整理され、気分良く生活することができます。
また、将来相続人が遺品整理に悩むのを防ぐこともできます。
自分のものをどのようにするかは自分自身が決断するしかありません。
高齢で体力的に厳しいのなら専門の遺品業者に依頼することも検討しましょう。
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