終活、遺品整理、墓じまい

人生の最期に向けて行う活動、事前準備のこと。 介護や医療についての意向、亡くなったときの葬儀やお墓に関すること、亡くなった後の遺産相続、身の回りの物品や財産を整理する生前整理等、人生の最期を意識して準備を行うこと

終活、遺品整理、墓じまい
[事例]自分の子供(既に死亡)が外国人と結婚している場合、親は遺言書を残すべき

1、事例 ㋐長男(既に死亡)が中国人と結婚していた。 ㋑長男の奥さんとその子供(父親から見て孫:中国国籍)は長男の死亡を機に中国に帰国している ㋒父親が亡くなれば、相続人は母親、長女と長男の代襲相続により長男の子供(父親 […]

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介護福祉、障害福祉
障害のある子供を持つ親亡き後の対策(生命保険信託)で上手くいかないケース

1、生命保険信託 「生命保険信託」とは、信託銀行等が生命保険の保険金受取人となり、万が一の時に、死亡保険金を受け取り、保険契約者が生前に定めたご親族(例:障害をもった子供)等に、予め決められた方法で、受け取った保険金によ […]

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介護福祉、障害福祉
相続人に知的障害の方がいる場合、生前の内に公正証書遺言の作成を

1、遺言書を作成しておかないと ◎事例: 父親死亡。 相続人は母親、長男(子供なし夫婦)、次男(重度の知的障害者)。 父親が遺言書を残していないと、母親、長男、次男による遺産分割協議になりますが、次男は重度の知的障害者な […]

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終活、遺品整理、墓じまい
「デジタル終活」の一環としてサブスクの解約を

1、サブスク契約 「サブスク」とは、定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用することができるサービスのことです。一般的に、一度契約をすると、解約しない限り自動的に支払いが継続されます。 ま […]

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終活、遺品整理、墓じまい
デジタル終活

1、デジタル資産 「デジタル遺産」とは、一般的に、故人がデジタル形式で保管していた財産のことです。 金銭に関する財産とそうではない財産に分けられます。 (1)金銭に関する財産 ①ネット銀行やネット証券の口座 ②FX ③仮 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
墓じまい。埋蔵証明書に代わるもの

1、墓じまい。寺院とのトラブル お墓が公営墓地ではなく寺院墓地にある場合、墓じまいにあたり (1)高額な離檀料を要求される (2)遺骨を引き渡さない 等のトラブルが発生する場合があります。 (1)離檀料 「離檀料」とは、 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
墓地管理者

1、墓地管理者 「墓地管理者」とは、墓地運営上の管理に関する業務などを行う人のことをいいます。 寺院などでは、墓地経営者が宗教法人としての寺院。墓地管理者がその寺の住職になります。 霊園の場合、地方自治体などの公共団体や […]

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終活、遺品整理、墓じまい
お墓を継ぐ人が誰もいない場合

1、無縁仏となる お墓は、祭祀財産として受け継がれますが、お墓を継いでくれる人がいない場合、放置されたお墓は無縁仏となってしまいます。 無縁仏になった後は、一定期間は行政など墓地の管理者がお墓の管理を代わりに行いますが、 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
どうしても誰の遺骨が分からない場合

1、お墓に納骨されている故人がわからない 墓じまいを検討しているが、お墓に納骨されている故人がわからない…。 市区町村役場に提出する「改葬許可証」はそれぞれの遺骨ごとに取得する必要があるので、お墓に納骨されている骨壺(ご […]

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終活、遺品整理、墓じまい
遺骨を確認する為の墓石の納骨室の開け方

1、お墓に納骨されている故人がわからない 墓じまいを検討しているが、お墓に納骨されている故人がわからない…。 市区町村役場に提出する「改葬許可証」はそれぞれの遺骨ごとに取得する必要があるので、お墓に納骨されている骨壺(ご […]

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終活、遺品整理、墓じまい
墓じまい後、遺骨の移動手段

1、墓じまい後、遺骨の行き先 墓じまい後の遺骨の行き先として ①永代供養墓 ②他のお墓に移す ③分骨 ④散骨 ⑤手元供養 などが考えられます。 さらに①は ㋐一定期間が過ぎると合祀墓に移動 ②最初から合祀墓に に分けるこ […]

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終活、遺品整理、墓じまい
熟年再婚の注意点

1、親が再婚した場合の相続人と相続割合の変化 ◎事例 家族構成は父親と長男、長女。母親は既に死亡 (1)再婚しない場合 父親が死亡した際の相続人は長男、長女。 法定相続分は各1/2 (2)再婚した場合 父親が死亡した際の […]

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終活、遺品整理、墓じまい
みなし墓地

1、みなし墓地 「みなし墓地」とは、「墓地、埋葬等に関する法律」が施行される昭和23年以前に、墓地として設定されたお墓のことをいいます。 同法律の第26条で「この法律施行の際現に従前の命令の規定により都道府県知事の許可を […]

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終活、遺品整理、墓じまい
霊園と墓地の違い

1、霊園と墓地の違い 墓地とは寺院の境内地にあるものをいい、霊園とはそれ以外の墓園のことをいいます。 霊園と墓地の違いは「檀家制度」にあります。 墓地を購入する場合、多くは管理する寺院の檀家にならなければなりません。 他 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
生命保険信託:障害のある子供がいる、シングルマザー

1、障害のある子供を守る家族信託 ㋐委託者:父親 ㋑受託者:妻 ㋒第二受託者:子供 ㋓受益者:父親、障害のある子供(扶養義務の範囲内の時期) ㋔第二受益者:障害のある子供 ㋕信託財産:預金等(両親が障害のある子供のために […]

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終活、遺品整理、墓じまい
「墓じまい」を「死後事務委任契約」で

1、死後事務委任契約 「死後事務委任契約」とは、委任者(本人)が第三者(個人、法人を含む) に対し、亡くなった後の諸手続、葬儀、納骨、埋葬に関する事務等に関する代理権を付与して、死後事務を委任する契約のことをいいます。 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
散骨の場合も「改葬許可証」が必要?

1、「墓じまい」後の選択として「散骨」 「墓じまい」後の選択としては、 ①一般墓への改葬 ②納骨堂への改葬 ③手元供養 ④樹木葬 ⑤散骨 ⑥永代供養 などがあります。 その内①②④⑥については、お墓の中の遺骨をどこかに移 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
合筆(ごうひつ)(がっぴつ)

1、合筆(ごうひつ)(がっぴつ) 合筆(ごうひつ、がっぴつ)とは、数筆の土地を1筆にまとめることをいいます。 例えば、使いにくい形状の土地をまとめ、使いやすい土地にしたいときなどに申請します。 2、土地の合筆が認められる […]

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終活、遺品整理、墓じまい
定期預金を放置すると…

1、定期預金の満期が来たら (1)自動継続型(元金継続) 元金は再び同じ期間の定期預金に預入れ、定期預金を自動的に継続。利息は普通預金に入金。 (2)自動継続型(元利継続) 元金と利息を合わせて同じ期間の定期預金に預入れ […]

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終活、遺品整理、墓じまい
75歳以上の方で一定の違反行為があった場合について

1、75歳以上の方で一定の違反行為があった場合について 75歳以上の方は、認知機能が低下したときに起こしやすい違反(信号無視など)をすると、運転に必要な記憶力や判断力が低下していないかを確認するため、「臨時認知機能検査」 […]

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相続
特殊清掃の費用を負担するのは?

1、特殊清掃 「特殊清掃」とは、通常の清掃で汚れを落とすのが難しい部屋を掃除することです。 ◎特殊清掃を行うケース ①ゴミ屋敷 ②自殺、孤独死、殺人事件のあった部屋 費用相場としては約40万円〜。部屋の汚れ次第では100 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
相続廃除

1、相続廃除 「相続廃除」とは、被相続人がその者に財産を相続させたくない事由がある場合、家庭裁判所に申し立てることなどにより、その者の相続権を失わせる制度のことをいいます。 ◎申し立てができる人 被相続人本人 ◎対象者 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
認知症に備え「尊厳死宣言公正証書」の作成を

1、定義(日本公証人連合会HPより) 「尊厳死」とは、一般的に「回復の見込みのない末期状態の患者に対して、生命維持治療を差し控え、または中止し、人間としての尊厳を保たせつつ、死を迎えさせることをいう。」と解されています。 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
尊厳死宣言公正証書と事前指示書

1、定義(日本公証人連合会HPより) 「尊厳死」とは、一般的に「回復の見込みのない末期状態の患者に対して、生命維持治療を差し控え、または中止し、人間としての尊厳を保たせつつ、死を迎えさせることをいう。」と解されています。 […]

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後見、身元保証
身元保証契約

1、身元保証契約 病院に入院する際、施設に入所する際「身元保証人」を求められました。 しかし、未婚率の増加、一人暮らしをしている高齢者の増加に伴い、家族や親族に頼ることができない…。 そんな時は専門家との「身元保証契約」 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
「おひとりさま安心信託」:りそな銀行

1、「おひとりさま安心信託」:りそな銀行 ◎商品名 おひとりさま安心信託 マイトラスト未来安心図 ◎お申込み金額 最低受託金額 2口座合計で1000万円以上支払口座に200万円以上、相続後口座に200万円以上預入れるもの […]

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終活、遺品整理、墓じまい
生前整理

1、生前整理 「生前整理」とは、本人が生前に、自分の所有物を整理・処分する作業のことをいいます。 これに対し、遺品整理とは、故人が亡くなった後に、住んでいた家や部屋に残された物を整理・処分する作業です。 生前整理では、自 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
「おひとりさま」の相続対策

1、「おひとりさま」の相続 いわゆる配偶者、子供がいない「おひとりさま」といわれている独身者は、何も相続対策をしていないと、相続財産すら把握できず、相続手続きが難航する可能性が高いです。 また、ご両親がいないと、兄弟姉妹 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
[事例]熟年再婚する際、遺言書の作成を

1、事例 ㋐夫の父親。母親既に死亡。子供は1人(夫)のみ。 ㋑数か月前、結婚相談所で知り合った女性と再婚。 ㋒女性も再婚で前夫との間に子供がいる。 ㋓夫の父親死亡。相続人は夫と再婚相手の女性。法定相続分は各1/2。 ㋔相 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
自治体による終活支援

1、甲府市あんしん終活サポート事業 甲府市では、身寄りのない単身高齢者等を対象に、終活に関する相談窓口を設置し、相談支援を行うとともに、ご自身が亡くなった後の様々な手続きや事務を事前に決めておくことで、人生の最期まで安心 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
単身高齢者の賃貸契約に「死後事務委任契約」を

1、賃貸人のリスク 高齢者と賃貸借契約を締結する際の賃貸人のリスクは、相続人が ①賃貸借契約の解約手続き ②部屋残置物処理 をスムースに行ってくれるか?、です。 賃借人が孤独死。相続人が不明もしくは連絡が取れない。または […]

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終活、遺品整理、墓じまい
死後事務委任契約は公正証書に

1、死後事務委任契約 「死後事務委任契約」とは、委任者(本人)が第三者(個人、法人を含む) に対し、亡くなった後の諸手続、葬儀、納骨、埋葬に関する事務等に関する代理権を付与して、死後事務を委任する契約のことをい […]

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終活、遺品整理、墓じまい
遺言書で預貯金額を書かないほうがよい

1、遺言書で預貯金額を書かないほうがよい 遺言書に相続させる具体的な預貯金額を書かないほうがよいです。 なぜなら、遺言書書いた時点と遺言者が死亡。遺言書が効力を生じる頃とでは金額に変動があるからです。 (1)遺言者が死亡 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
[事例]認知症の父親。頑なに免許返納を拒否。家族が強制的に返納できる?

1、家族が強制的に返納できない 家族が代理で免許証を返納することは可能ですが、その際は「本人の委任状」が必要で、本人に意思を確認することになってます。 つまり、残念ながら、免許返納に反対している父親を尻目に、家族が黙って […]

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後見、身元保証
親の介護でお金をもらってもよい?

1、親の介護で家族からお金をもらう 「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」(民法第752条)とされているので、結婚すれば夫または妻も「扶養義務者」となります。 ただ、この「扶養」とは「サポート」に近い意味で […]

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終活、遺品整理、墓じまい
成年後見制度の利用を避けるには

1、成年後見制度 認知症、障害などにより判断能力を失った人の財産管理の手段として「成年後見制度」の利用があります。 しかし、成年後見制度は ①家族が親族の就任を希望しても、必ずしも希望が叶うとは限らない ②専門家が就任し […]

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終活、遺品整理、墓じまい
[事例]知的障害のある子供がいるのに遺言書を残さなかったから…

1、事例 ◎事例 ㋐父親死亡(母親は既に死亡) ㋑相続人:長男、次男。次男は重度の知的障害者 ㋒相続財産:賃貸マンション、預貯金 ㋽遺言書を残していなかったので、長男、次男で遺産分割協議をするところ、次男は重度の知的障害 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
死後事務委任契約を巡るトラブル:親族からのクレーム

1、死後事務委任契約 「死後事務委任契約」とは、委任者(本人)が第三者(個人、法人を含む) に対し、亡くなった後の諸手続、葬儀、納骨、埋葬に関する事務等に関する代理権を付与して、死後事務を委任する契約です。 依 […]

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相続
[事例]子供がいない夫婦(子なし夫婦)。遺言書を残さなかったので相続人が多人数に。

1、事例 ㋐夫死亡。相続財産は自宅と少々の預貯金 ㋑夫婦には子供がいない。 ㋒夫は遺言書を残していなかった。 ㋓相続人:妻と夫の兄弟(10人兄弟。既に夫を除き2人死亡しているので、死亡した兄弟の子供(合計4人)も相続人) […]

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後見、身元保証
一人暮らしの高齢者の金銭トラブル

1、一人暮らしの高齢者の金銭トラブル (1)認知機能の低下による、金銭管理能力の低下 高齢者になると認知機能が低下。金銭管理能力が低下する可能性があります。 そのため、無計画な出費、衝動買いが増えるなど、弊害が生じます。 […]

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終活、遺品整理、墓じまい
[事例]アパートオーナーの「相続」対策

1、事例 ◎事例 ㋐父親はアパートのオーナー。長女と二人暮らし(配偶者は既に死亡) ㋑子供は長男、次男、長女 ㋒父親死亡。相続人は長男、次男、長女 ㋓相続財産:アパート(相続税評価額1000万円)の他は預貯金(3500万 […]

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後見、身元保証
任意後見制度支援信託

1、任意後見制度支援信託 「任意後見制度支援信託」は、任意後見制度をご利用される方の財産を信託で管理することで、任意後見制度をサポートするための信託です。 2、任意後見制度支援信託の特徴 三井住友信託銀行HPによると ① […]

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ペット
死後事務委任契約で「ペットの安楽死」を定めることができる

1、死後事務委任契約 「死後事務委任契約」とは、委任者(本人)が第三者(個人、法人を含む) に対し、亡くなった後の諸手続、葬儀、納骨、埋葬に関する事務等に関する代理権を付与して、死後事務を委任する契約です。 死後事務委任 […]

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介護福祉、障害福祉
兄弟姉妹の扶養義務

1、兄弟姉妹の扶養義務 兄弟姉妹には、それぞれ扶養義務があります。 なので、引きこもり、無職などで生活が困窮している兄弟姉妹がいる場合、何らかの援助をしなければならないこともあります。 ここでいう「援助」とは「生活扶助義 […]

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後見、身元保証
高齢者等終身サポート事業者ガイドライン

1、高齢者等終身サポート事業者ガイドライン 近年、病院への入院や介護施設等への入所の際の手続支援、日用品の買物などの日常生活の支援、葬儀や死後の財産処分などの死後事務等について、家族・親族に代わって支援する「高齢者等終身 […]

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離婚、シングルマザー、未婚の母
独身証明書

1、独身証明書 「独身証明書」とは、独身であることを証明するために自治体が発行する公的書類のことをいいます。 ◎どんな時に必要? ①結婚相談所に登録する時 ②未婚の女性とお付き合いしている際、独身であることを証明したい時 […]

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後見、身元保証
高齢者の定期預金はリスクしかないのでは

1、高齢者の定期預金はリスクしかないのでは 昔は定期預貯金は、普通預貯金より利息が高いので、ただ通帳にお金を入れておくより預貯金額が増える、でした。 しかし、今は…。普通預金と大して変わりません。 つまり、終活の視点から […]

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後見、身元保証
生命保険の「契約者代理制度」

1、生命保険の「契約者代理制度」 生命保険の「契約者代理制度」とは、契約者がご契約に関するお手続きを行う意思表示ができない場合、本人に代わって、あらかじめ指定した契約者代理人が契約に関する手続きを行うことができる制度のこ […]

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後見、身元保証
生命保険の「指定代理請求制度」

1、生命保険の「指定代理請求制度」 生命保険の「指定代理請求制度」とは、被保険者本人に「特別な事情」がある場合に指定代理人が保険金等を請求できる制度のことをいいます。 「特別な事情」とは、例えば ①契約者が認知症を発症。 […]

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後見、身元保証
家族サポート証券口座

1、家族サポート証券口座 認知症の症状が進行すると、本人の判断能力が低下するため、銀行口座と同様、証券口座も凍結され、株式や投資信託の購入、売却ができなくなります。 その対応策として、今年2月日本証券業協会は新たに「家族 […]

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