老齢年金生活者支援給付金
1、老齢年金生活者支援給付金
◎対象者
①65歳以上の老齢基礎年金の受給者
②同一世帯の全員が市町村民税非課税
③前年の「公的年金等の収入金額」と「その他の所得(給与所得など)」との合計額が基準額以下
㋐69歳以下(昭和31年4月2日以降生まれ):789300円
㋑70歳以上(昭和31年4月1日以前生まれ):787000円
◎補足的老齢年金生活者支援給付金
老齢年金生活者支援給付金は、所得基準額を少しでも超えると受給できませんが、そうなると所得基準額を少し超える人よりも、老齢年金生活者支援給付金の受給者の所得総額が多くなります。
こうした逆転現象を防ぐために、所得基準額を超える一定の人が受給できるのが「補足的老齢年金生活者支援給付金」です。
対象者は
㋐69歳以下(昭和31年4月2日以降生まれ):
789300円から889300円以下
㋑70歳以上(昭和31年4月1日以前生まれ):
787000円から887700円以下
2、給付金額(令和7年度)
保険料 納付済期間 | 保険料 全額免除期間 | 給付金額 (月額) | 老齢基礎年金額 (月額) | 老齢基礎年金額 +給付金額(月額) |
480月 | 0月 | 5450円 | 69308円 | 74758円 |
240月 | 0月 | 2725円 | 34654円 | 37379円 |
360月 | 120月 | 6976円 | 60645円 | 67621円 |
240月 | 240月 | 8501円 | 51981円 | 60482円 |
◎計算式
①国民年金の保険料納付済期間に基づく額
= 5450円×保険料納付済期間(月数)/480月
②国民年金の保険料免除期間に基づく額
= 11551円×保険料免除期間(月数)/ 480月
①+②=年金生活者支援給付金
満額受け取ることができれば、
5450円×480月/480月×12=年間65400円が年金に上乗せされることになります。
投稿者プロフィール

- 行政書士
-
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行
山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
体の不自由なお年寄りが安心して生活出来る社会を作りたい、
困っている方の力になりたい。
皆で応援し、安心して暮らせる社会を作りたい。
そんな願いを胸に日々仕事に従事しています。
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