犬、猫に装着のマイクロチップにGPS機能はない
1、犬、猫のマイクロチップ登録制度
「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正に伴い、令和4年6月1日以降に、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されました。
これにより、ペットショップ等で購入した犬や猫にはマイクロチップが装着されているため、購入後にマイクロチップの登録情報を飼い主自身の情報に変更する必要があります
(甲府市HPより)
2、GPS機能は付いていない
マイクロチップの働き(役割)は、ペットが迷子や災害、盗難などによって、飼い主と離ればなれになった際に、身元を明らかにすることです。
あくまで、迷子になり「保護したあと」飼い主を判明するためのものです。
なので、マイクロチップのGPS機能は備わってません
(富山県HPより)
3、犬、猫にGPSを付けるのは違法?
配偶者の承諾なく、GPS追跡アプリを配偶者のスマートフォンにインストールする行為は、不正指令電磁的記録供用罪(刑法168条の2第2項:)等の犯罪に該当し、違法となります。
また、令和3年「ストーカー規制法」改正により、「GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得」が規制されました。
スマートフォンは、通常は夫婦で共用するということがないため、たとえ同居している場合でも、ストーカー規制法に違反するものと判断される可能性が高いです。
しかし、以上はあくまでも人間(夫婦)の話。
ペットの犬、猫の場合、承諾云々はないですし、特に屋外に出ることがある半室内飼いの犬や猫には必要といえます。
特に法律で規制されていませんので、不安な方は装着しても差し支えありません。
※参考:「警視庁HP」
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