山林の境界線トラブルを防ぐには

(1)古い測量や登記情報

過去の測量技術によるズレや、古い地図に基づく登記情報により、現在の実際の境界線とズレが生じていることがあります。

(2)自然環境の変化

土砂崩れや樹木の成長などにより、過去に設置した境界標識が消失したり移動したりすることがあります。

(3)隣人など第三者による不法占拠

隣接地の所有者や第三者などが、境界線を越えて土地を利用したり、不法に占拠したりすることもあります。

(1)隣接地所有者との協議

(2)協議でまとまらないなら、隣地の所有者の同意、立ち合いの下土地家屋調査士に依頼。境界確定測量の実施

(3)筆界特定制度を利用する方法もあります。

「筆界特定制度」とは、筆界の専門的な知識を持つ筆界調査委員が、申請のあった土地を調査して意見書を提出した上で、正しいと認識できる筆界を特定する制度のことをいいます。

(4)それでも隣地の所有者と揉めるなら「境界確定訴訟」で決するしかありません。

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筆界特定制度

「筆界」とは、明治後期に施行された不動産登記法によって、人為的に区画された「公法」上の土地の境界です。

投稿者プロフィール

山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」行政書士
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行

山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
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