「ゼロからはじめる家族信託活用術亅

◆「ゼロからはじめる家族信託活用術」

出版社:税務研究会出版局

発売日:2024年8月16日発売

単行本:306ページ

(1)よかった点

従来の豊富な図表にスキームの組み合わせを維持しつつ、「家族信託と相続空き家特例」等、新たな問題にも触れている。

306ページの割に、何か困ったら、この本のどこかに書いてあるか、その応用で何とかなる程、実用性の高い内容。

基礎から応用まで、これ1冊あれば怖いものなし。

(2)惜しい点

特になし

(3)まとめ

家族信託は本人の判断能力があるうちでないと締結できない。

認知症等、判断能力が失われてからでは遅い。

勿論、成年後見制度のように身上監護はできないですし、農地、年金のように信託財産の対象に(そのままでは)できないものもある。

決して万能な制度ではない。

しかし、遺言と異なり、死亡後のあと(配偶者の死亡後)のことまで決められる。

遺言に優先する強さもある。

遠隔地に住んでいる場合等、成年後見制度の良い所との組み合わせも可能、と限りなく万能に近い制度でもある。

すべては「使い方」次第。

専門家と相談の上で、検討の余地は十分あると思います。

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投稿者プロフィール

山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」行政書士
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、民泊、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行

山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
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