FXポジションを相続する手続き
1、FXポジション
「FXポジション」とは、損益が確定していない買い注文や売り注文のことです。
安く買って、高く売るか、または高い時に売って、安い時に買えば利益が出るわけですが、買ってからまだ売っていない状態、売りに出してからまだ買っていない状態が「ポジション」という状態です。
通常、相続が発生したら、ポジションがあってもなくても、亡くなった方の銀行口座は閉じて、その残高を相続。
新たに相続人名義で口座を開設することによって、実質名義変更をしたものと同じようになります。
「FXポジション」をそっくりそのまま名義変更して相続することはできないので、相続の手続きを申し入れ、FX口座のポジョションはすべて決済(売却)され、決済後に残った現金を相続人の名義の新口座に移すことになります。
2、FXによる借金は相続しなければならない
相続の対象になる遺産には、土地や家屋などプラスのものばかりでなく借金や債務等、マイナスのものも含まれます。
FXのようなデジタル遺産も同じく、です。
FXをしている人が急死するとポジションがそのまま維持されるため、莫大な評価損失を抱えることがあります。
また強制ロスカットにより損失が確定し、追加保証金を請求されるケースも予想されます。
その事実を家族が知らないと、業者から連絡が来て初めて負債に気づくことにもなりかねません。
遺産を相続するかどうかは、相続が発生してから3か月間の熟慮期間に決める必要がありますが、何の手続きもしないまま3か月が経過すると、自動的に単純相続を受け入れたことになり、負債も引き継ぐしかありません。
投稿者プロフィール

- 行政書士
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相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、民泊、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行
山梨県甲府市の行政書士です。
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