遠方の親族孤独死。相続人が困ること
1、相続人が困ること
(1)相続財産の調査に時間がかかってしまう
相続財産は、不動産、預貯金など、被相続人の近所に集中していることが多いため、遠方ですと調査をするだけでも時間がかかってしまいます。
(2)他の相続人も遠方のケースも
被相続人が遠方ですと、他の相続人もお互いが遠方、のケースが多いです。
お互いが遠方、しかも疎遠ですと、連絡から遺産分割協議まで、相続手続きに時間がかかってしまいます。
(3)相続手続きに時間がかかる
相続財産は被相続人の近所に存在している場合が多いです。
不動産なら不動産を管轄する法務局に申請しなければなりません。
被相続人の預貯金口座も、メガバンクのような全国展開型の銀行ではなく、地方銀行や地方の信用金庫の場合があります。
遠方ですと、手続きの度に現地を訪れなければならず、負担が大きいです。
(4)持ち家が事故物件となり中々売却できない
持ち家がある場合、誰も住まないと売却。換価分割することになりますが、「自宅内で孤独死した件」は告知義務があるので、中々売却が進まないこともあります。まして遠方ですと、話をまとめるのも大変です。
4、まとめ
このように、被相続人が遠方ですと、相続人の確定から遺産分割協議まで、現地に何回も足を運ばなければならないことも多く、相続手続きに時間と手間がかかります。
自分で何もかもやろうとすると疲労が重なり手詰まりになってしまいます。
遠方の孤独死の相続手続き。
是非地元の専門家に相談を。
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投稿者プロフィール

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