家族が海外で亡くなった場合
1、家族が海外で亡くなった場合
◎ご遺骨を日本に持ち帰る手続き
①外務省から連絡が入る
現地の警察や病院から、当該国の在外交官(大使館や領事館など)に連絡が入り、在外公館から日本の外務省に伝わり、外務省がご遺族に連絡を入れます。
↓
②ご遺族、身元確認のため現地へ渡航
↓
③現地で医師による診断書+その日本語での翻訳文を手に入れる
↓
④在外公館(大使館、領事館)へ死亡届を提出。
㋐埋葬許可証
㋑遺体証明書
の発行を受ける
↓
⑤㋐㋑を持参。現地で火葬
↓
⑥ご遺骨を日本に持ち帰る
骨壺もしくはそれに準ずるものに納め、手荷物として持ち帰ります。
2、日本に遺体を搬送するには
◎日本にご遺体を搬送する手続き
①外務省から連絡が入る
現地の警察や病院から、当該国の在外交官(大使館や領事館など)に連絡が入り、在外公館から日本の外務省に伝わり、外務省がご遺族に連絡を入れます。
↓
②ご遺族、身元確認のため現地へ渡航
↓
③現地で医師による診断書+その日本語での翻訳文を手に入れる
↓
④エンバーミング処置を施し納棺
ご遺体は「航空貨物」扱いで搬送できますが、航空機ではドライアイスの使用が禁止されているため、「エンバーミング」処置が必要です。
エンバーミング処置により、遺体の腐敗、遺体から感染症が広がるリスクを防ぐことができます。
↓
⑤ご遺体の搬送
日本到着後、空港から安置所や葬儀所へ搬送されます
↓
⑥葬儀、火葬
3、海外で亡くなった場合の費用
(1)ご遺骨を持ち帰る場合
数万円~数十万円
(2)ご遺体を搬送する場合
①ご遺体の空輸費用:10〜50万円程度
②エンバーミング費用:15~30万円程度
③その他(航空機用の棺代、納棺費用など):50万円~80万円程度
海外で利用できる保険として、医療保険、生命保険、海外旅行保険などがありますが、その内の生命保険によりこれらの費用を賄うことができます。
投稿者プロフィール

- 行政書士
-
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行
山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
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