成年後見制度の市町村長申立
1、成年後見制度の市町村長申立
「成年後見制度の市町村長の申立」とは、本来なら市民が行う成年後見人の申立を市町村長の権限で行うというものです。
◎要件
①本人以外に家族がいない、もしくは近くに住んでいない
②家族や本人が成年後見人をつけることを拒否している
③家族が成年後見人になることが相応しくない状況と考えられる
④その他、その福祉を図るため特に必要があると認めるとき
2、「市町村長申立」の提案者は?
「市町村長申立」を提案するのは、地域包括支援センターや障害者生活支援センター、市町村役場の福祉課といった、地域に根差した、実際に利用者と接している立場にある者です。検討を重ね、申立てが行われています。
3、まとめ
成年後見制度は一度選任されると容易に解任できないなど、多くの問題点があります。その問題点が多いものを家族の同意なく勝手に押し付けられるのでは、トラブルが増すことはあっても、本人のためにはなりません。
現在「成年後見制度」の改正が進められてますが、そこにもメスを入れたほうが、と思いますね。
※参考:「厚生労働省HP」
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