株式の生前贈与
1、株式の生前贈与のメリット
(1)将来の相続財産を減らすことができ、相続税対策となる
(2)不動産に比べて生前贈与しやすい年間110万円を超えると贈与税がかかりますが、不動産と異なり、株式は1株あたりの単価が安いですし、小分けして贈与するのが可能です。
2、株式の生前贈与のディメリット
(1)多額ですと贈与税がかかる
(2)金額によっては「特別受益」「遺留分の侵害」に該当する恐れがある
3、株式の生前贈与の手続き
(1)上場会社
証券会社に株式を生前贈与すると連絡。所定の依頼書、贈与契約書を提出します。
(2)非上場会社
①贈与者。贈与契約書を作成。譲渡承認申請をする
↓
②非上場会社。取締役会を開催。承認
↓
③贈与者。名義変更手続き
4、上場株式の評価額
上場企業の株式の場合、評価方法としては以下の4つの価額のうち「もっとも低い金額」を採用します。
①相続があった日の終値
②相続があった月の終値の平均額
③相続があった月の前月終値の平均額
④相続があった月の前々月終値の平均額
なお、相続発生後の「相続税評価額」についても同様です。
~関連記事~
投稿者プロフィール

- 行政書士
-
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、民泊、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行
山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
体の不自由なお年寄りが安心して生活出来る社会を作りたい、
困っている方の力になりたい。
皆で応援し、安心して暮らせる社会を作りたい。
そんな願いを胸に日々仕事に従事しています。
当事務所への「お問い合わせ欄」は「こちら」
お気軽にご相談下さい。
最新の投稿
入管業務2025年4月30日小学生、中学生、高校生の在留資格「留学」。いつまでに準備すべき?
マンション2025年4月30日マンションで「民泊禁止」→「民泊可」になってしまう可能性も
マンション2025年4月30日宅配ボックスの中身が盗まれた。配送業者の責任問える?
終活、遺品整理、墓じまい2025年4月29日株式の生前贈与