孤独死と孤立死の違い

少子化、核家族化、高齢化に伴い、自宅でひとりで密かに亡くなる「孤独死」が増えており、社会問題となっています。

もはや「おひとり様」の状態は珍しいことではありません。

「孤独死」は、家族や親族、近隣住民などとある程度の交流はあったものの、亡くなる際にはひとりの状態であった、が特徴です。

家族、親族がいても遠方に住んでいて中々会えなかったり、近隣住民とも頻繁なお付き合いはない状態のことをいいます。

これに対し、「孤立死」とは、家族、親族や近隣住民との関わりが希薄で、社会から孤立した状態で人知れず亡くなることをいいます。

上の説明にもあるように、孤独死と孤立死の違いは、家族、親族、近隣住民など、社会との関わりの程度、です。

ただ、「人知れず亡くなること」については同じです。

普段からある程度交流があったとしても、亡くなってから何日も発見されないケースもありますし、全く交流がなかったとしても、誰かが部屋の異臭などで不思議に思い、亡くなってから早期に発見されることもあります。

(1)介護付き有料老人ホームなどに入居する比較的割高の費用がかかる、などのディメリットもありますが、介護、看護ケアが充実してます。

24時間、介護職員が常駐しているので、夜間に具合が悪くなったときも安心です。

入居者は安全で快適な環境で自立した生活を送りることができ、入居者同士が交流する機会も多く設けられています。

共通の趣味などに興じることにより、孤独感を緩和に繋がります。

(2)社会参加、経済的自立を図る

地域の行事、ボランティア活動への参加、就業に従事することにより、孤独感が薄まり、経済的にも若干余裕ができます。

万が一、健康上の理由などで、身体的な動きが制限された場合の備えとして

①見守り契約

②任意後見契約

③財産管理契約

④死後事務委任契約

などがあります。

専門家が携わるセットでの「身元保証サービス」もあります。

身元保証を任せる人がいない方、将来に不安のある方は、相談を。

※参考:「Yahoo NEWS「「孤立死」年間2万1千人 内閣府初推計

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山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
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