宅配ボックスの中身が盗まれた。配送業者の責任問える?
1、宅配ボックスの中身を盗むには
「宅配ボックス」とは、在宅・不在問わず、届いた荷物を受け取ることができるボックスのことをいいます。
受取人が家にいなくても、宅配業者が荷物を入れておくことができるので、受け渡し時間や再配達の手間を気にする必要がなくなります。
しかし、反面、小さな宅配ボックスならボックスごと盗まれたり、暗証番号を盗むことでボックスを開けられ盗まれることがあります。
不在票や配達通知書に、宅配ボックスのボックス番号と暗証番号が記載されてますが、不在表、配達通知書さえ中から取り出してしまえば容易です。
2、荷物が盗まれたら補償してもらえる?
商法第577条は「運送人は、自己若しくは運送取扱人又はその使用人その他 運送のため使用した者が運送品の受取、引渡し、保管及び運送に関し注意を怠らな かったことを証明 できない場合、荷物の損害賠償責任を逃れられない」と定められています。
逆に書くと、証明できれば荷物の損害賠償責任を負いません。
通常、配送業者は宅配ボックスの中に荷物を入れた時点で「配達完了」といえます。
なので、余程のことがない限り、配送業者に荷物の損害賠償責任を問うのは難しいといえます。
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