[事例]マンションのベランダに野鳥が巣を作ってしまったのですが、どうすればよい?

巣の中にヒナや卵がいなければ、撤去していただいて問題ありません。


すでに巣にヒナや卵がいる場合、野鳥が卵を産んでからヒナが巣立つまでの期間は約1ヶ月から2ヶ月ほどですので、巣立ちまで見守っていただき、ヒナが巣立ちを終えた後に巣を撤去してください。

巣立ちまで待てない場合は、鳥獣の捕獲等許可申請を行った上で、ご自身で撤去するか、専門業者に依頼してください。(費用は自己負担です。)


許可なく野鳥のヒナや卵の捕獲・採取などを行うことは「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」により禁止されています。


捕獲・採取される前に林政課までお問い合わせください。

※参考:「甲府市HP

野鳥だけでなく、鳩、カラスも「鳥獣保護法」により保護されていて、殺傷したり卵を捨てれば処罰されます。

鳩、カラスは害鳥で農作物などの被害も大きいので、年間一定数駆除されているようですが、それでも繁殖力の方が勝ってる上に都会の方が栄養のある餌が多く、マンションのベランダは外敵から身を守るために絶好の場所であるためか、個体数が減った感覚がない。

現実の対策としては、

①ゴミ捨て場にネット、カゴを設置。ゴミを漁らせない

②行政に駆除を要請。早期に対策してもらう

その上でマンションなら「防鳥ネット」の設置を検討。

設置するには、規模にもよりますが、総会決議が必要です。

また、ベランダを覆う形での設置ですと消防法違反となりますので、設置前に所轄消防署の相談が必要です。

地道に野鳥、鳩、カラスなどにとって「住みにくい」環境作りをしていくしかないですね。

※参考:「Yahoo NEWS「ベランダで見つけた「ハトの卵」勝手に捨てたら法律違反!?

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山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」行政書士
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