猫の不妊、去勢手術を受けさせないと

猫は1回交尾するとほぼ100%妊娠します。

妊娠したメスは約60日後に平均で6匹前後の子猫を出産します。

生まれた子猫は6か月後に最初の繁殖シーズンを迎え、妊娠、出産できるようになります。

大阪市のHPが凄く参考になります。

シミュレーションを拝借させて頂きます。

◎条件

①1回出産したメスは不妊手術をして次回以降出産しないものとする

②1回に生まれる子猫はオス、メス各3匹とする

③妊娠期間は60日(2か月)

④生まれたメスの子猫は6か月で交尾、100%妊娠する

(1)0カ月目

飼っているメスの猫が、不妊・去勢手術をしていなかったため、オス3匹、メス3匹の子猫を出産

この時点で合計7匹

(2)6カ月目

生まれた3匹のメス猫は成長、それぞれが交尾、妊娠。

(3)8カ月目

それぞれのメス猫が6匹の子猫を出産

この時点で合計25匹

猫の不妊・去勢手術をしなかったばっかりに、たった8カ月で25匹まで増えてしまいました。

もはや個人が責任もって飼う次元を超えてます。

ここまでくると、行きつく先は飼育放棄→野良猫に→保健所による殺処分

犬や猫など飼っていた動物を捨てることは、動物愛護管理法違反で「動物遺棄」という犯罪(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)にあたります。

これを受けて、動物愛護管理法が改正。

犬や猫が多数繁殖して適正飼養が困難になる恐れがある場合、不妊・去勢手術が「義務化」されました。

手遅れになる前に、不妊・去勢手術を実施しましょう。

※参考:「大阪市HP「犬猫を愛する皆様へ:不妊・去勢手術を受けさせましょう

~関連記事~

飼い主のいない猫(野良猫)について

駆除を目的として野良猫を捕獲することはできません。 犬・猫等の愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた場合は動物の愛護及び管理に関する法律の違反となります。

猫の去勢手術や避妊手術を行う時期

1、猫の去勢手術や避妊手術を行う時期 猫の去勢手術や避妊手術ですが、性成熟を迎える前に行うのが一般的です。 具体的な時期は生後6か月齢以降となります。 ◎去勢、避…

投稿者プロフィール

山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」行政書士
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、民泊、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行

山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
体の不自由なお年寄りが安心して生活出来る社会を作りたい、
困っている方の力になりたい。
皆で応援し、安心して暮らせる社会を作りたい。
そんな願いを胸に日々仕事に従事しています。

当事務所への「お問い合わせ欄」は「こちら」

お気軽にご相談下さい。

Follow me!