公営墓地に永代供養墓はあるの？

１、公営墓地

「公営墓地」とは、県や市区町村など、地方公共団体が管理運営する墓地のことをいいます。

公共施設なので、特定の宗教、石材店などを問われることもなく、比較的安価で経営破綻の心配もありません。

２、永代供養

「永代供養」とは、家族に代わって、寺院、霊園が遺骨の管理や供養等を行うことです。

先祖代々のお墓があったとしても、お墓が遠隔地だったり、家族が高齢になってしまったりして、お墓参りに行けない家庭もあります。

お墓の後継者がいない方、身寄りのない方でも永代供養を選択することができます。

供養方法としては、大きく分けて

①骨壺に入れた遺骨をひとつひとつ納骨する方法

②はじめから1つの場所に合祀する方法

があります。

３、公営墓地に永代供養墓はあるの？

公営墓地には、家族に代わって管理、供養する者を用意できないことから、永代供養墓はありません。

でも最近、自治体によっては、公営墓地でも、納骨堂、樹木葬、合葬墓など、一度納骨すればその後何もしなくていいお墓を作るところも出てきました。

ちなみに、２０２５年３月現在、甲府市には公営の永代供養墓はありません。あれば最初からそのつもりの家族や、途中で「墓じまい」を検討した家族が利用できるのですが…。

近年、特に地方の過疎化や少子化、高齢化等の影響もあり、お墓の継承者がいないケースも増えてきています。

将来はさらに必要となるのは確実でしょうね。

※参考：「甲府市ＨＰ」

※関連記事

永代供養

「永代供養」とは、家族に代わって、寺院、霊園が遺骨の管理や供養等を行うことです。

あきやま行政書士事務所

墓じまい

「墓じまい」とは、墓石を撤去し、墓所を更地にして使用権を返還することです。

あきやま行政書士事務所

墓じまいのトラブル

「墓じまい」の相談をする際、親族と意見が対立。 被相続人（亡くなった方）が指定した、等で「祭祀承継者」が決定しますが、反対する親族が墓地使用者になることを拒否…

あきやま行政書士事務所

行政書士は唯一、役所への墓じまい（改葬許可証を取得）の申請が認められている国家資格者です。

行政書士以外の者が依頼を受け、報酬を得て、墓じまいに必要な改葬許可申請等を代理、代行することは法律で禁止されています。

山梨県、甲府市で墓じまいを検討している方。

行政書士は法律で厳格な守秘義務が課せられておりますので、安心してご相談ください。