年金「75歳繰り下げ」の人が亡くなったら、支給されるはずの年金はどうなる?
1、遺族がもらえます
未支給年金は繰り下げ受給の待機中の方が亡くなった場合にももらえます。
この場合、亡くなった方が65歳以降にもらうはずだった未支給年金を遺族がもらえます。
ただし、未支給年金は繰り下げしても増えません。
仮に故人が69歳で年金を受け取っていたら、年金額は本来より33.6%増えていたはずです。
しかし、遺族は繰り下げができないので、未支給年金は65歳時点の年金額をもとに計算されます。
2、年金には時効があります
年金には「5年」の時効があります。
例えば、72歳まで、7年繰り下げ受給の待機をしていても、年金の時効は5年なので、未支給年金としてもらえる年金は、67歳〜72歳までの間にもらうはずだった年金のみです。
65歳・66歳の年金は時効なので、もらえなくなってしまいます。
3、未支給年金が請求できる遺族は?
未支給年金を請求できるのは、亡くなった人と生計を同じくしていた
(1)配偶者
(2)子
(3)父母
(4)孫
(5)祖父母
(6)兄弟姉妹
(7)その他(1)~(6)以外の3親等内の親族
で、順位のもっとも高い人です。
投稿者プロフィール

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