一般貨物自動車運送事業許可

(1)申請者の法令試験への合格

法令試験は、一般貨物自動車運送事業法等、自動車運送に関する法令が出題範囲です。

試験時間50分で30問の問題が出され、24問(8割)以上の正解で合格です。

合格率は60%前後。

法令試験を受験するのは、個人事業の場合は事業主本人、株式会社等の法人であれば運送事業の担当する常勤の役員(代表取締役、取締役等)のうちの1人です。

受験のタイミングは許可申請後。

2回以内に試験に合格できなければ、その申請は却下となってしまいます。

(2)申請者が欠格事由に該当しないこと

(3)5人以上の運転者

(4)運行管理者

最低でも常勤の運行管理者を1名確保する必要があります。

運行管理者には、5年以上の実務経験と5回以上の講習受講でなることも可能ですが、一般的には、運行管理者試験に合格する方法で運行管理者に就任できる資格を取得します。

運行管理者試験を受験するためには、

①1年以上の事業用自動車の運行管理の実務経験

②自動車事故対策機構等が開催する運行管理者基礎講習を修了

のいずれかを満たす必要があります。

(5)整備管理者

常勤する整備管理者の確保が必要です。

整備管理者になるためには、

①一級~三級の自動車整備士資格を持っている

②2年以上の実務経験+地方運輸局長の開催する整備管理者選任前研修の修了

のいずれかを満たす必要があります。

(1)営業所

①農地法、都市計画法、建築基準法等に適合している

②使用権原がある

③車庫と10km以内(山梨県の場合)

(2)休憩、睡眠施設

(3)車庫

車両と車両、車両と車庫の間にそれぞれ50cm以上の隙間を確保しなければなりません。

あと、1両あたり以下の表の面積以上の車庫が必要とされています。

車庫区分1両あたりの必要収容能力
普通貨物自動車38㎡
小型貨物自動車11㎡
けん引車(トラクタ・ヘッド)27㎡
被けん引車(トレーラー・シャーシ)36㎡

(4)車両

自動車が最低5台必要

(1)自己資金

車両費+建物費+土地費+保険料+各種税+運転資金+登録免許税

原則銀行預金で確保。残高証明書で証明。

(2)損害賠償能力

補償内容が最低でも対人賠償額が「無制限」、対物賠償額「200万円以上」の任意保険に加入しなければなりません。

※参考:「関東運輸局HP

山梨県、甲府市で見守り契約、財産管理契約、任意後見契約、遺言書の作成、死後事務委任契約、終活に関する様々な問題にお困りでしたら、ご相談承けたわまります。

Follow me!

投稿者プロフィール

山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」
山梨県甲府市にある「あきやま行政書士事務所」行政書士
◎主な業務内容:
相続、終活、墓じまい、遺言書作成、遺言執行、後見、家族信託、ペット法務、民泊、古物商許可、空き家問題、相続土地国庫帰属制度の法務局への相談、申請書作成代行

山梨県甲府市の行政書士です。
高齢化社会を元気に生きる社会に。
体の不自由なお年寄りが安心して生活出来る社会を作りたい、
困っている方の力になりたい。
皆で応援し、安心して暮らせる社会を作りたい。
そんな願いを胸に日々仕事に従事しています。

当事務所への「お問い合わせ欄」は「こちら」

お気軽にご相談下さい。