延命治療

「延命治療」とは、老化や病気などによって生命の維持が困難になった患者に対し、医療的な措置を用いることにより、一時的に生命を維持する行為をいいます。

延命治療には以下のものがあります。

(1)心肺蘇生

心臓や呼吸が止まった場合の蘇生処置を行います。

心臓マッサージ、心臓への電気ショック、人工呼吸などがあります。

(2)点滴

緊急に薬の効果を発揮させることが必要な方に行います。

具合が悪くて薬を飲むことができない場合でも、薬を体内に取り入れることができるメリットがあります。

(3)胃ろう

口から十分な栄養をとれなくなった場合、手術で胃に穴を開けて直接管を取り付け、流動食を入れます

(4)経鼻栄養

口から十分な栄養をとれなくなった場合、鼻から管を入れて流動食を入れます。

(5)中心静脈栄養

口から十分な栄養をとれなくなった場合、首などから太い血管に栄養剤を点滴します。

(6)人工呼吸器

呼吸ができにくくなった場合、気管に管を入れて人工呼吸器につなげます。

(1)本人の意思が不明本人が口から食事ができなくなったとき、病院では胃ろう等による延命治療をするかどうか?、の選択を迫られます。

本人の意思が分からない場合、家族に聞くことになりますが、困惑するばかりで明確な意思ができないことも有り得ます。

となると、病院としては、後々のリスクを考慮し、延命治療を選択する傾向があります。

また、家族が具体的な延命治療の内容やその影響を十分に理解していないまま、ズルズル治療を選択してしまうケースも見受けられます。

(2)病院の経営が厳しい

収益を確保するために、高額な診療報酬が得られる医療行為を選択する傾向があります。

必然的に延命治療、もしくはそれを超えた治療に熱心となります。

(3)訴訟リスク

死亡後「適切な治療を施してくれなかった」と家族から訴訟を起こされるリスクもあります。

そのリスクを軽減するため、延命治療を含め、もしくはそれを超えた必要以上の治療を行うことがあります。

生命の危険が迫る状況下では、一時的に意識を失ったりと、直接本人の意思を確認することが難しくなります。

そうなる前に、元気な内に、あらかじめ「尊厳死宣言公正証書」「事前指示書」を作成。入院時に病院に渡しておくことが大切です。

自分の最期は自分で決めるものです。

病院はもちろん、家族が決めるものではありません。

お悩みの方は是非専門家に相談を。

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